家から最寄り駅まで自転車で行く通勤途中、何か物足りないなぁ、とふと思いました。
それが何故か、運がよければお楽しみに出会えるその場所で、思い出しました。
どこかと言えば電器屋さん。然程大きくなく、商店街の中に必ず一つはありそうな、ありふれた電器屋さんです。
まだ寒くないある日、大通りに面しているその電器屋さんが前方に見えた時、一杯積まれている家電か何かの箱と箱の間にどう見ても動物用のリードの端が挟まれていました。
うわー何かいるのかなー、とわくわくしながらよーく見ると、何か、リードが長いけど細い。
一体何を繋いでいるのかと、紐を視線で辿って見たらば、なんだかちっちゃい生き物がちょこまかと動いているじゃないですか。
子犬とか子猫とかいうサイズじゃないし、シルエットはフェレットじゃないし、何か茶色いし…
人間、見慣れないものに対する正しい認識ってなかなか出来ないのだな、と思いました。知識ではよく知ってる筈のその生き物がリスだと気付くのにちょっと時間が掛かりました(笑)。
リードに繋がれて道の上をちょこまかしているリス。しかもシマリス。
あの、シマリスくんですよ、奥さん!!(誰)
でもって数日経ったある日、電器屋の前でまたシマリスくんを発見しました。
今度は電器屋のおじさん(多分)の肩の上を走り回っているではないですか…!
それ見てショックと羨望と妬みが一挙に押し寄せて来ましたε=(´w`*)いいなぁーいいなぁー。
リスって凄い臆病なので飼ってもあまり懐かない、って話を聞いていたし、小学校ぐらいの時の友達の家でリスを飼っていて見せてもらったけど、やっぱり知らんふりって感じだったので、
リスは可愛いけど飼っても懐かない
って思い込んでたんですよねー…。おじさんはとっても懐かれてました。
寒いのでやはりシマリスくんがお外に出ている筈が無く、駅までの道がちょっと物足りない日々なのでした。